1
前半
1
0
後半
2
U-23 JAPAN
U-23日本代表
1
-
3
1
前半
1
0
後半
2
U-23 MALI
U-23マリ代表
2'
平河悠
34'
ママドゥ・サンギャレ
53'
ママドゥ・トゥンカラ
90'
ブバカル・トラオレ
KICK OFF
京都/サンガスタジアム by KYOCERA
STARTING MEMBER
12
GK
野澤大志ブランドン
3
DF
西尾隆矢
21
DF
バングーナガンデ佳史扶
64' OUT
2
DF
半田陸
26
DF
高井幸大
20
MF
平河悠
64' OUT
19
MF
山田楓喜
HT OUT
6
MF
川﨑颯太
76' OUT
7
MF
山本理仁(Cap.)
9
FW
藤尾翔太
76' OUT
14
FW
植中朝日
HT OUT
SUBSTITUTE
23
GK
小久保玲央ブライアン
1
GK
藤田和輝
22
DF
内野貴史
64' IN
17
DF
大畑歩夢
5
DF
馬場晴也
4
DF
関根大輝
25
DF
鈴木海音
10
MF
佐藤恵允
76' IN
8
MF
藤田譲瑠チマ
76' IN
24
MF
小見洋太
64' IN
15
MF
田中聡
16
MF
松木玖生
11
FW
細谷真大
HT IN
18
FW
染野唯月
HT IN
13
FW
荒木遼太郎
HEAD COACH
大岩剛
STARTING MEMBER
1
GK
ラシン・ディアラ
17
DF
アメド・ディオマンデ
5
DF
イブライマ・シセ
59' OUT
15
DF
シセ・モアメド・ララビ
59' OUT
4
MF
ママドゥ・トゥンカラ
8
MF
ブバカル・トラオレ(Cap.)
10
MF
ママドゥ・サンギャレ
66' OUT
12
MF
イスフ・ベンバ・シソコ
7
FW
ティエモコ・ディアラ
74' OUT
24
FW
シェイック・ウマル・アブドゥラ・フォファナ
59' OUT
9
FW
サマケ・ウィルソン・ラッサナ
66' OUT
SUBSTITUTE
16
GK
ウマル・クリバリー
2
DF
フォデ・ドゥクレ
59' IN
18
MF
ムサ・ディアキテ
59' IN
6
MF
コリ・サコ
66' IN
19
MF
マアマドゥ・ラミン・バ
13
MF
ブライマ・ディアラ
59' IN
11
FW
イスフィ・マイガ
21
FW
シェイックナ・アマドゥ・ディアキテ
14
FW
マアマドゥ・ディアラ
74' IN
20
FW
フィリー・トラオレ
66' IN
HEAD COACH
バダラ・アル・ディアロ
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先制するも
マリに1-3で敗れる
RESULT
U-23 JAPAN NATIONAL TEAMU-23日本代表
11 前半 10 後半 23
U-23 MALI NATIONAL TEAMU-23マリ代表
U-23日本代表は3月22日(金)、京都のサンガスタジアム by KYOCERAで国際親善試合を行い、パリオリンピックの出場を既に決めているU-23マリ代表と対戦しました。
パリオリンピックのアジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップ カタール2024の初戦を4月16日に迎えるなかで、今回が今年初めての活動であり、大会前最後の調整機会となります。そうした状況下で18日(月)から京都市内でトレーニングを行ってきた日本はGKに野澤大志ブランドン選手(FC東京)を起用。最終ラインは右から半田陸選手(ガンバ大阪)、高井幸大選手(川崎フロンターレ)、西尾隆矢選手(セレッソ大阪)、バングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)が入りました。中盤は凱旋試合となる川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)、キャプテンマークを託された山本理仁選手(シントトロイデンVV/ベルギー)、植中朝日選手(横浜F・マリノス)を抜擢。前線は右から山田楓喜選手(東京ヴェルディ)、藤尾翔太選手(FC町田ゼルビア)、平河悠選手(FC町田ゼルビア)が入りました。
試合は開始早々に動きます。キックオフ直後から積極的に攻め込んだ日本は2分に右サイドでFKを獲得。山田選手がゴール前に入れると、相手DFに当たったボールをファーサイドで拾った平河選手がワントラップをして右足で流し込みました。幸先よく先制点を奪った日本ですが、以降は身体能力に秀でる相手の攻撃に手を焼きます。徐々に自陣で守る時間が増えると、ビルドアップのミスからゴール前でボールを失い、最後はママドゥ・サンギャレ選手に同点ゴールを決められてしまいます。
悪い流れを断ち切りたい日本は後半開始から山田選手と植中選手に代えて、染野唯月選手(東京ヴェルディ)と細谷真大選手(柏レイソル)を投入します。これで攻撃にリズムが生まれ、相手ゴール前でプレーする時間が増えていきます。しかし、53分に一瞬の隙を突かれ、ママドゥ・サンギャレ選手が放ったシュートのこぼれ球をママドゥ・トゥンカラ選手に押し込まれて逆転を許しました。
日本はここから逆転を目指し、選手交代を用いながら攻勢を強めますが、フィニッシュの精度を欠いてゴールが奪えません。逆に90分に勝負の行方を決定付ける3点目を奪われ、日本は1-3で敗れました。
大岩剛 監督
結果を見れば、前半と後半で我々の課題としていた部分やミスが出て、結果に表れてしまいました。そこはしっかり改善しないといけないですし、(やるべきことが)明確になったと感じています。(パリオリンピック世代のチームとして初めてアフリカ勢と対戦しましたが、)前半は特に戸惑った選手がおり、相手の圧力に対して消極的になった部分もありました。やはり、このレベルであれば、試合に入った瞬間に周りを見て、(相手の特徴を見て)距離を作らないといけないですし、次に対戦した時に自分たちがボールや時間を支配する戦い方ができるようにならないといけません。
GK #12 野澤大志ブランドン 選手(FC東京)
(所属クラブで出場機会を得られていなかったので)久々に90分間プレーしましたが、マリ戦がパリオリンピックのアジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップ カタール2024に向けて勢いづける試合だという認識で臨みました。GKとして犯してはいけないミスが多く続いたので、しっかり修正をしたいです。良い状態で臨めていたなかで久しぶりにあのようなミスをしてしまい、絶対に起こしてはいけません。(相手はオリンピック出場を決めていて)個々の差はあったと思いますし、個人で剥がす力やキープする力は相手の方が上でした。今から取り決めることとして個々のレベルアップもそうですが、組織として(さらに)団結する必要があると感じています。
MF #7 山本理仁 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
立ち上がりは全員が勢いを持って入れていました。先制点も2分で奪えて、流れも良かったんですが、自分たちのミスや慌ててしまうところで徐々に相手に流れを持っていかれたところは反省点です。チームとしても自分としても、流れを引き戻すプレーがもう少しできていれば良かったです。シンプルに相手のフォーメーションが(試合中に変わって)12番が降りてきて3バックのような布陣になりました。そこからミスマッチが生まれ、自分たちも対応し切れなかったと感じています。(マリは)やはりオリンピック出場を決めている国らしい強さがあり、しっかりアジャストしてくる力もあったと感じました。
FW #18 染野唯月 選手(東京ヴェルディ)
(後半開始から出場して)自分の中では入りがうまくいかなかったなと正直思いましたが、良いところと良くなかったところが見えたので、それを次に繋げたいと感じています。まずはボールを受ける位置を考え、攻撃時にビルドアップをする際、自分がもっと良いポジションを取って、もっと早く相手が嫌なところに動いてボールをたくさん受けられれば攻撃のリズムが生まれたはずです。ただ、自分の特徴はゴール前で仕事をするプレー。ゴール前に入っていく回数は、今日の試合でも増やすことができたと思いました。(久しぶりの代表戦で)選ばれたからにはしっかり結果を出して、メンバーに残り続けないといけないです。明確な目標なので、自分がどうすれば良いのかを考えていきたいです。
我々の強みを発揮する
U-23日本代表監督
大岩 剛
2024年のパリオリンピック出場を目指すU-23日本代表。その出場権が懸かるAFC U23アジアカップカタール2024を4月に控える中、3月22日にU-23マリ代表(サンガスタジアム by KYOCERA/京都)、3月25日にU-23ウクライナ代表(北九州スタジアム/福岡)と対戦する。チームを率いる大岩剛監督に、ここまでのチーム強化の手応えや、2連戦初戦となるマリ戦に向けての意気込みを聞いた。
※本インタビューは3月5日に実施しました。
―――U-23日本代表としての活動は昨年11月以来となり、4月からカタールで開催されるパリオリンピック2024アジア最終予選(AFC U23アジアカップカタール2024)前、最後の活動機会になります。
大岩 今回の活動はもちろん、最終予選から逆算して行うものになります。これまでの積み上げの確認と、さらなる積み上げをする機会にしたいと思っています。
―――選手選考はやはり最終予選を意識したものになりますか?
大岩 もちろんです。ただ、3月の活動に呼ばれない選手は4月の最終予選にも呼ばれないと考える方もいるかもしれませんが、そうではありません。選手の状況を踏まえつつ、最終的に決めていくことになります。
―――選手の状況という話が出ましたが、1月下旬にヨーロッパへ視察をされています。
大岩 AFCアジアカップカタール2023の日本対インドネシアを見て、ヨーロッパに向かいました。日本対インドネシア戦を観戦し、その2日後にデンマークに入り、そこから10日間でスコットランド、ドイツ、ベルギー、オランダと5カ国を周り、タイミングが合わずに会えなかった選手もいましたが、これまで招集してきた選手が所属しているクラブの方々とは、ほぼ会うことができました。
―――4月の最終予選はインターナショナルマッチデーでの開催ではありません。シーズン中のため、選手を招集するには各クラブの了承が必要でハードルは高いものがあります。
大岩 4月の招集に関して率直に言えば、可能性は「半々」という状況です。当然、厳しい返答をするクラブもありましたし、すごく協力的な返事をいただいたクラブもあります。とはいえ、現段階で前向きなクラブにしても今後の状況次第の部分もありますし、招集に関して正式な回答が来ているわけではありません。ですから「半々」かなと。
―――3月の2連戦は、選手を試すという点で最後のタイミングにもなるのでしょうか?
大岩 すでに試すという段階ではないと思っています。最終予選に向けて、ここでチームとしてコンセプトや自分たちのスタイルを、もう一度しっかりと確認する機会にしたい。前回の活動は昨年11月だったので、3カ月以上が経過しています。そもそも代表は活動機会が限られるので、一回一回の活動が重要になりますが、今回は最終予選の準備として重要です。選手の招集についても、あらゆる可能性を踏まえた上で活動することになります。
―――昨年11月はU-22アルゼンチン代表と対戦し、5-2の勝利を収めました。非公開で行われた2試合目の練習試合では1戦目の敗戦もあって相手が激しいプレーをしてきたと聞いています。試合後に話されていた「課題」の改善も今回のテーマになりますか?
大岩 そうですね。自分たちのやれることと、やれないことが明確になったのがアルゼンチン戦でした。レベルの高い選手たちと戦うことで、選手は自分たちに足りないことをダイレクトに感じることができたと思います。それは大きな収穫でした。それまでもヨーロッパの強豪国とやる中で感じてきたものがあったと思いますが、より明確なものがありました。チームとしてうまくいっているときはいいのですが、試合の中では、自分たちの思い通りにいかない状況になることもあります。そこでどうプレーするべきなのか。2試合目は我々に離脱者が出ていた状況で、そもそも難しさがありましたが、相手はものすごい勢いで来て、流れが相手にある時間も長く、そういう状況下のプレーについて、より向上する必要があると感じました。
―――具体的には、どういうプレーでしょうか?
大岩 我々のコンセプトは、まず攻守両面でアグレッシブにプレーすることです。守備ではボールを奪いにいき、保持した際には「前」を選択して、後ろからビルドアップしながら相手陣内に進入していく。ファイナルサード(ピッチを3分割した際の攻撃エリア)でしっかりゴールに向かっていくということを、これまでずっとやってきました。それらをベースにしながら、自分たちの時間帯ではないときには、しっかりボールを持つことと、前進することの違いを明確にしなければいけない。局面でどうすべきか、判断を磨く必要があります。また、相手のリズムのときの対応として、自分たちの強みであるミドルゾーンでボールを奪うという戦術的な要素も突き詰めなければならないと思っています。それがあって初めて、相手を後ろに下げさせた上での前線からの守備や、背後を取られたときの自分たちの戦術行動を起こせるからです。そういう基準を認識した中で、選手個々の反応をより早くするように働きかけていきたいと思います。
―――3月シリーズの初戦は22日のU-23マリ代表戦です。2022年3月から始まった活動の中で初めてアフリカ勢と対戦します。
大岩 チームとしてここで相手の何かを知っておきたいというようなことはありません。それぞれの大陸、それぞれのチームにスタイルがあると思いますが、我々は我々の強みを発揮していくために、スタンダードを上げることに注力したいと思っています。よくアジアと世界を分けて考え、異なるスタイルで戦うことが必要か否かという話になりますが、ダブルスタンダードのような考え方ではなく、自分たちの形を出せれば、どことやっても戦えるはずだと考えています。もちろん相手の分析や対応策は必要ですが、自分たちの形を全く出せないようでは、そもそも国際舞台で戦えない。ここで言う自分たちの形というのは、一つの戦い方に固執することではなく、ブレずに積み上げてきたコンセプトを発揮していくという意味です。
―――アフリカ代表としてパリオリンピック出場を決めているマリ代表の印象を聞かせてください。
大岩 アフリカ予選を兼ねていた2023 U-23アフリカネイションズカップの視察にも行っているので、大掴みのイメージは持っています。まだ来日するメンバーが分かっていないので、詳細な分析はこれからになりますが、選手の所属先はフランスのクラブが多く、基本的な組織力を備えつつ、スピードやフィジカル的なアドバンテージ、足の長さも含めたプレーイングディスタンスも大きい。いわゆるアフリカのチームとしてイメージされる長所を持っていると思います。アフリカネイションズカップの決勝はモロッコとエジプトが対戦しましたが、彼らはより組織的で洗練されていて、マリは荒削りなところもあるものの、個人の持つ力が強調されていて、それが強みになっているチームでした。
―――最後にサンガスタジアム by KYOCERAのピッチではどんな戦いを見せたいですか?
大岩 我々は誰が出ても変わらず、チームコンセプトのもとで、しっかりと力を発揮できるチームを目指してきました。今回も攻守にアグレッシブなプレーを見せて、良い形で最終予選につなげたいと思います。
■過去のインタビュー掲載プログラム
2023年11月18日 U-22アルゼンチン戦大岩 剛[おおいわ ごう]
U-23日本代表監督
1972年6月23日生まれ、静岡県出身
筑波大学卒業後、1995年に名古屋グランパス加入。2000年からはジュビロ磐田、2003年からは鹿島アントラーズでプレーし、2010年限りで現役を引退した。2011年から鹿島のコーチに就任。2017年6月には鹿島の監督となり、2018年にAFCチャンピオンズリーグを制し、FIFAクラブワールドカップ2018にも出場した。2021年にU-18日本代表監督になると、翌2022年にはパリオリンピック出場を目指すU-21日本代表(現U-23日本代表)の監督に就任した。
常に優勝を目指して
シントトロイデンVV(ベルギー)
藤田 譲瑠チマ
2024年のパリオリンピックを目指すU-23日本代表。その出場権が懸かるAFC U23アジアカップカタール2024兼パリオリンピックアジア最終予選を4月に控える中、3月22日にU-23マリ代表(サンガスタジアム by KYOCERA/京都)、3月25日にU-23ウクライナ代表(北九州スタジアム/福岡)と対戦する。チームの立ち上げから中心選手の一人としてプレーする藤田譲瑠チマ選手(シントトロイデンVV/ベルギー)に2連戦の位置づけや予選への意気込みを聞いた。
※本インタビューは3月14日にオンラインで実施しました。
―――3月シリーズには、どのようなテーマを持って臨みますか?
藤田 今回はパリオリンピックアジア最終予選前、最後の活動ですが、確認できることはそれほど多くないと思っています。あれもこれもというわけにはいかないですが、戦術的な部分は確認したいです。特に今回は招集できない選手が何人か出てくると思いますし、不在の選手のところに誰が入って、どういう働きをするのかは把握しないといけません。
―――22日には、すでにアフリカ代表としてパリオリンピックの出場権を得ているU-23マリ代表と対戦します。2022年3月のチームの立ち上げ以来、アフリカ勢との対戦は初めてです。
藤田 フィジカル的には圧倒的に自分たちよりも上だと思いますし、これまでも相手の方が上という試合は何試合か経験していますけど、それとは違う強さや、例えば足が伸びてくるという特徴もあると思います。でもそういう相手にも勝っていかないと「上」は見えてこない。その中で自分たちのプレーをどれだけ見せられるかを意識したいです。
―――「上」というのは、パリオリンピック本大会での「上」ということですか?
藤田 自分たちがそこを目指すのであれば、そういうレベルの相手との試合が多くなる。だから戦えないといけないと思っています。
―――2022年の秋からヨーロッパ勢との8連戦を行い、いろいろなタイプの相手と対戦して経験を積んできたと思います。一方で4失点したアメリカ戦(2023年10月)のように、特徴の異なるチームとの初対戦では苦戦するケースもありました。
藤田 初めてのアフリカの国との対戦で今回も簡単ではないと思います。僕自身、アフリカ勢との対戦はFIFA U-17ワールドカップブラジル2019のセネガル戦(○1-0)くらいだと思うので、久々の試合です。そういう相手と戦うときに注意しなければいけないのは、試合の入りのところ。相手のサッカーのスタイルや質を前半の早い段階で把握することが必要だと思います。
―――その中でボランチの藤田選手が担う役割はどういうものになりますか?
藤田 チームとして、選手同士の掛け声は自然と出てくると思いますし、これはどんな試合でも当てはまるところですけど、開始5分の集中が本当に大事です。自分も意識的に声をかけていきたいです。
―――2022年3月のDubai Cup U-23からスタートした活動の中で、藤田選手は途中出場も含めて最も多くの試合に出ています。中心選手として大岩剛監督の期待が大きいことがうかがえます。
藤田 期待は感じますし、遠征も行けるものは全て呼んでもらいました。その自覚はあるので、頑張りたいです。
―――大岩監督はチームの歩みを知る軸となる選手を「コア」と呼び、その選手たちが招集歴の浅い選手や新しい選手をうまく溶け込ませてくれていると話していました。
藤田 僕はそれほど意識的にはしていないですけど、誰とでも普通に話しますし、わざわざ気を遣う感じでもないですね。
―――松木玖生選手(FC東京)は、チームの盛り上げ役で『うるさい』選手は、藤田選手と佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)だと話していました。
藤田 先ほどの話で言えば、このチームに最初の方からいる選手はおそらく、みんなおしゃべりですね。僕ではなく、特に恵允はよくしゃべります(笑)。
―――いい雰囲気であるのが想像できます。
藤田 夜も一緒に集まってゲームをして過ごしたりしています。10人ぐらいで集まって、携帯ゲームではなく、人狼ゲームとか、いろいろと話すゲームをやったり。そういうところで、新しい選手やあまり話をしていない選手を呼んで、一緒に楽しんだりしています。
―――ピッチ内外でコアな選手として活躍していることがわかります。ピッチ内の成長についても聞かせてください。この2年で、自分自身の変化を感じる部分はありますか?
藤田 Dubai Cup U-23やAFC U23アジアカップウズベキスタン2022(2022年6月)のときはまだ横浜F・マリノスに在籍していましたが、チームのサポート役になる場面が多かった。ベルギーに来てからも最初は試合に出られず、コンディションもどんどん落ちていたのですが、最近は少しずつ試合に出られるようになり、本来の力が出せていると思います。一人でボールを持ち運べるようになり、守備でも一人でボールを取りきれている。一人でやれることが増えて、今はそれを代表でも還元できるのではないかと思っています。
―――本来、持っていた力を磨いたというイメージですか?
藤田 そうですね。元々持っていたものではあると思います。でも、それをより磨くようになったのは確かです。ベルギーのサッカーが日本に比べて少し組織的ではない部分があるので、その分、自分の力をつけないといけなかったこともあります。必要性からその面が磨かれて、チャンスが来たときに試合でそれを発揮できるようになりました。劇的ではないですけど、少しずつそういうところで成長できているのかなと感じます。
―――海外に出たことでサッカー観やサッカーに対する取り組み方が変わったところはありますか?
藤田 自分で戦える力が大事だと改めて感じました。日本にいるときのように、周りの選手が助けてくれることはないですし、個人で戦わないといけない場面が多い。そこで戦えるかどうか。簡単に1対1の勝負に負けないという意識は、日本にいるときに比べてより強くなりました。
―――最終予選で同グループになったのは中国、アラブ首長国連邦、韓国です。この組分けについてどんな印象を持っていますか?
藤田 難しいグループだなと率直に思いました。でも、どこの国との対戦であっても簡単ではないし、とにかく勝たければいけないのは変わりありません。
―――今年1月には最終予選の開催地でもあるカタールで、AFCアジアカップカタール2023が開催されました。パリオリンピック世代では4人の選手が出場しています(鈴木彩艶、野澤大志ブランドン、細谷真大、久保建英)。
藤田 正直、(SAMURAI BLUEに)行きたい気持ちは強いです。でも自分はそのためにサッカーをやっているわけではない。自チームで活躍して、そのご褒美として代表があると思っています。しっかり結果を出せば、代表はあとから付いてくる。まだまだ自分に足りないものがあるとも思うので、まずはそこを突き詰めないといけません。
―――足りないものとは?
藤田 レーダーチャートで示すとしたら、自分はまだまだ面積が小さい。遠藤航選手(リバプールFC/イングランド)に比べたらボール奪取は少ないですし、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)に比べたらビルドアップの安定感や、縦に付けるパスの数が少ない。本当にまだまだ足りないと思います。そういうところを伸ばしたいですね。
―――最後に3月の活動、そして4月の最終予選に向けて意気込みを聞かせてください。
藤田 負けたら何かを逃すみたいな試合は、それほど経験していないので、最終予選でも普段通りを出せるのかはわからないですけど、楽しみたいとは思います。そういうシチュエーションを楽しまないと損ですから。そしてもちろん出る以上は優勝を目指して臨みます。
■過去の選手インタビュー掲載プログラム
2023年11月18日 U-22アルゼンチン戦(鈴木唯人)藤田 譲瑠チマ[ふじた じょえるちま]
シントトロイデンVV/ベルギー所属
2002年2月16日生まれ
東京都出身 175cm/76kg
町田大蔵FC→東京ヴェルディジュニアユース→東京ヴェルディユース→東京ヴェルディ→徳島ヴォルティス→横浜F・マリノス→シントトロイデンVV(ベルギー)
各写真をクリックすると、該当の選手プロフィール詳細が表示されます。
1.所属クラブ 2.所属チーム歴 3.生年月日 4.出身地 5.身長/体重 6.SNSアカウント
小久保玲央ブライアン
KOKUBO Leo Brian
藤田和輝
FUJITA Kazuki
野澤大志ブランドン
NOZAWA Taishi Brandon
内野貴史
UCHINO Takashi
大畑歩夢
OHATA Ayumu
西尾隆矢
NISHIO Ryuya
バングーナガンデ佳史扶
BANGNAGANDE Kashif
馬場晴也
BABA Seiya
半田陸
HANDA Riku
関根大輝
SEKINE Hiroki
鈴木海音
SUZUKI Kaito
高井幸大
TAKAI Kota
平河悠
HIRAKAWA Yu
山田楓喜
YAMADA Fuki
佐藤恵允
SATO Kein
川﨑颯太
KAWASAKI Sota
山本理仁
YAMAMOTO Rihito
藤田譲瑠チマ
FUJITA Joel Chima
小見洋太
KOMI Yota
田中聡
TANAKA Satoshi
松木玖生
MATSUKI Kuryu
藤尾翔太
FUJIO Shota
細谷真大
HOSOYA Mao
染野唯月
SOMENO Itsuki
植中朝日
UENAKA Asahi
荒木遼太郎
ARAKI Ryotaro
U-23日本代表
U-23 JAPAN NATIONAL TEAM
日本サッカー協会
FIFAランキング:18位
(2024年2月15日発表)
スタッフ
フィジカルコーチ:矢野由治
テクニカルスタッフ:越智滋之
テクニカルスタッフ:渡邉秀朗
テクニカルスタッフ:引田真尋
選手
GK
#23 小久保玲央ブライアン
2001.01.23 ベンフィカ(ポルトガル)
#1 藤田和輝
2001.02.19 ジェフユナイテッド千葉
#12 野澤大志ブランドン
2002.12.25 FC東京
DF
#22 内野貴史
2001.03.07 フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)
#17 大畑歩夢
2001.04.27 浦和レッズ
#3 西尾隆矢
2001.05.16 セレッソ大阪
#21 バングーナガンデ佳史扶
2001.09.24 FC東京
#5 馬場晴也
2001.10.24 北海道コンサドーレ札幌
#2 半田陸
2002.01.01 ガンバ大阪
#4 関根大輝
2002.08.11 柏レイソル
#25 鈴木海音
2002.08.25 ジュビロ磐田
#26 高井幸大
2004.09.04 川崎フロンターレ
MF
#20 平河悠
2001.01.03 FC町田ゼルビア
#19 山田楓喜
2001.07.10 東京ヴェルディ
#10 佐藤恵允
2001.07.11 ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
#6 川﨑颯太
2001.07.30 京都サンガF.C.
#7 山本理仁
2001.12.12 シントトロイデンVV(ベルギー)
#8 藤田譲瑠チマ
2002.02.16 シントトロイデンVV(ベルギー)
#24 小見洋太
2002.08.11 アルビレックス新潟
#15 田中聡
2002.08.13 湘南ベルマーレ
#16 松木玖生
2003.04.30 FC東京
FW
#9 藤尾翔太
2001.05.02 FC町田ゼルビア
#11 細谷真大
2001.09.07 柏レイソル
#18 染野唯月
2001.09.12 東京ヴェルディ
#14 植中朝日
2001.11.01 横浜F・マリノス
#13 荒木遼太郎
2002.01.29 FC東京
U-23マリ代表
U-23 MALI NATIONAL TEAM
マリサッカー連盟
設立:1960年
FIFAランキング:47位
(2024年2月15日発表)
スタッフ
選手
GK
#1 ラシン・ディアラ
2002.11.11 オリンピック・リヨン(フランス)
#16 ウマル・クリバリー
2002.12.19 COB
DF
#2 フォデ・ドゥクレ
2001.02.03 レッドスター(フランス)
#5 イブライマ・シセ
2001.02.15 シャルケ04(ドイツ)
#17 アメド・ディオマンデ
2002.12.15 イティファク・マラケシュ(モロッコ)
#15 シセ・モアメド・ララビ
2004.08.25 ペンシルバニア州立大(アメリカ)
MF
#19 マアマドゥ・ラミン・バ
2001.10.23 オリンピック・ベジャ(チュニジア)
#4 ママドゥ・トゥンカラ
2001.12.14 ヴィトーリア・ギマランイス(ポルトガル)
#3 アミドゥ・ディアロ
2002.01.26 ファレンセ(ポルトガル)
#12 イスフ・ベンバ・シソコ
2002.01.30 ジロンダン・ボルドー(フランス)
#6 コリ・サコ
2002.05.15 USアンコナ(イタリア)
#10 ママドゥ・サンギャレ
2002.06.26 TSVハルトベルク(オーストリア)
#8 ブバカル・トラオレ
2002.11.12 ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド)
#13 ブライマ・ディアラ
2003.07.05 ハダースフィールド・タウン(イングランド)
#18 ムサ・ディアキテ
2003.11.04 カディスCF(スペイン)
FW
#20 フィリー・トラオレ
2001.06.15 TPマゼンベ(コンゴ民主共和国)
#11 イスフィ・マイガ
2002.02.12 アカデミコ・デ・ヴィゼウ(ポルトガル)
#7 ティエモコ・ディアラ
2003.04.19 LBシャトールー(フランス)
#14 マアマドゥ・ディアラ
2003.11.30 WSGティロル(オーストリア)
#24 シェイック・ウマル・アブドゥラ・フォファナ
2004.01.11 TPマゼンベ(コンゴ民主共和国)
#9 サマケ・ウィルソン・ラッサナ
2004.03.30 スタッド・レンヌ(フランス)
#21 シェイックナ・アマドゥ・ディアキテ
2004.12.25 ASレアル
16:20頃 | 開門 |
---|---|
17:10頃 | フラッグベアラー募集 |
17:55頃 | KIRIN アフターマッチサイン参加者募集 |
18:30頃 | 選手ウォーミングアップ (adidas 選手サイン入りミニボールプレゼント) |
18:50頃 | スターティングメンバー発表 |
19:10頃 | 選手入場 |
19:20頃 | 前半キックオフ |
20:20頃 | 後半キックオフ |
ウォーミングアップに登場する際、選手がサイン入りミニボールをスタンドに蹴り入れてプレゼントします。
大人気サッカー日本代表の応援グッズを購入し、選手を後押ししよう!
商品名:サッカー日本代表 2022 ホームレプリカユニフォーム
価格:11,000円(税込)
商品名:サッカー日本代表 2022 プリントTシャツ
価格:4,710円(税込)
商品名:サッカー日本代表ナンバータオル
価格:2,905円(税込)
マッチデータオルマフラー または リングライトのいずれかが貰える!!
SAMURAI BLUE カードセゾンにご入会で、マッチデータオルマフラー(先着100名様)またはリングライト(先着50名様)のいずれかをプレゼント!!
以下URLを読み込むか、もしくは当日特設ブースへお越しください!
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当日会場限定販売商品のご紹介
2024年3月22日 国際親善試合 U-23日本代表対U-23マリ代表マッチデーグッズを販売いたします。対戦相手、試合日、試合開催地が入った限定デザイングッズとなっております。
・マッチデータオルマフラー2024.3.22:2,400円(税込)
・マッチデーユニフォームベアキーホルダー2024.3.22:1,600円(税込)
・マッチデーユニフォームキーホルダー2024.3.22:1,000円(税込)
選手と一緒にピッチに立てるフラッグベアラーを、ご来場の皆様から6名選出。スタンドでアピールしよう!
実施場所:座席スタンド
実施時間:17:10頃
参加費:無料
※中止になる可能性があります。
試合後にピッチレベルで監督・選手のサインがもらえます。ご来場の皆様から2名選出。スタンドでアピールしよう!
実施場所:座席スタンド
実施時間:17:55頃
参加費:無料
スタジアム内を巡りながら、隠された宝箱を探そう!
スタジアム内に3ヶ所設置された手がかりを巡りつつ、参加冊子に記載されたナゾトキに挑戦していただきます。ナゾを解き、見事場内に隠された宝箱を見つけることができたらクリア賞をプレゼントします。
受付場所:場内コンコース(北サイドスタンド/ホームゴール裏付近)
※受付で参加冊子をお受け取りください
実施時間:17:00~ハーフタイム終了まで
※クリア賞の配布もハーフタイム終了までとさせていただきます
受付方法:先着順(500名様)
※参加冊子がなくなり次第、終了とさせていただきます
参加費:無料
推奨年齢:小学生以上
※大人の方だけでも参加いただけます
所要時間:約20分
特設ブースにてフェイスペインティング用のシールをお配りします。お友達やご家族みんなでフェイスペイントをして、一緒に盛り上がろう!
※顔に貼る、シールタイプのフェイスペインティングです。
※マスクに添付した際の色移り等、主催者側では一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
実施場所:【場内】1か所
実施時間:【場内】開場~ハーフタイム終了まで
参加費:無料
ご家族やご友人と一緒に撮影ができる記念撮影スポットが登場します。
※写真は一例です。当日の状況により内容は変更になる可能性があります。
こちらのサインがあるブースや売店では、耳や言葉の不自由な方に安心・安全にご利用いただけるよう、筆談ボード等をご用意しています。
必要な方は、お気軽にスタッフへお声掛けください。
今後の各男女代表チームの試合スケジュールは下記よりご覧ください。
大会関連動画
ウクライナ戦ハイライト
マリ戦ハイライト
Team Cam
U-23日本代表、アジアカップ前最後の親善試合に向けて始動。
JFA アディダス DREAM ROAD
「世界基準の選手育成」を目的とした、JFAとアディダスによる価値共創プロジェクト。海外のトップクラブに留学をした若武者たちに密着。
SNS動画
メンバー発表会見
過去試合ハイライト